身体は知っている

世の中に数多ある健康法のなかで、気功ほど手間も知識もいらないものはない。少し言い過ぎた。気功を教えることのできる先生について身体の感覚を磨くことができれば、身体と対話することで何をやればいいのか、いや、何をやりたいのかがわかってくる。経絡やツボがわからなくても、適切なところを圧したり摩ったりしたくなる。

もちろん気功にも空手の”型”に相当するものがある。しかし、まじめな日本人は一生懸命に「型」の”形”を覚えようとする。本当に大切なのは身体に対する”意識”のもって行き方なのだ。「型」がどうでもいいわけではないが、競技に参加するために取り組んでいるわけではないのだ。(気功大家の方々にお叱りをうける覚悟で申しました。)

椅子に座ってテレビを見ながら組んだ足の内くるぶしの上あたり(三陰交というツボがある)を摩ったり、目が疲れたら目頭(晴明というツボがある)を挟むようにしてもんだり。ツボの知識がなくても自然と手が行くのもなのだ。

身体は知っている。でも、自然のグルグル回りから外れ、言葉と知識に縛られた人間は忘れてしまったのだ。長く続く健康ブームの今、大切なのは外から与えられる情報ではなく、自分の中の”内なる自然”に気づき、本来もっているはずの力を思い出すべき時期なのではないだろうか。

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